「タイル工事っていくらですか?」ふらっと立ち寄ったお母さんからのご相談
先日、ちょっと嬉しいご相談がありました。
3歳くらいのお子さんを乗せたお母さんが、自転車でふらっとお店に立ち寄ってくださったんです。
「タイルの工事っていくらぐらいなんですか?」
開口一番、そう聞かれました。
お話を伺うと、新築の建売を購入されて3年ほど。住んでみると、あちこち気に入らないところが出てきたそうで、玄関のタイルを変えたいと思っていたとのこと。
でも、いざ調べようとしても、タイル工事の費用ってなかなか情報が出てこないんですよね。
だから「すごく高いんじゃないか」と漠然と思ってしまう。そもそもどう聞いていいかもわからない。
そのお気持ち、よくわかります。
タイル工事の費用は「条件」によって変わります
私がまずお伝えしたのは、「場所や条件によって変わりますよ」ということ。
費用に影響するポイント
- 玄関なのか、お手洗いなのか、外のポーチまで含めるのか
- 施工する広さはどのくらいか
- 新築なのか、リフォームなのか
リフォームの場合は、今あるタイルを一度壊す作業が必要になることがあります。特に玄関は、そのまま上から張るとドアが開かなくなってしまうことも。
そういった条件によって、費用や工期は変わってきます。
「工事が決まってから相談」じゃなくていい
そのお母さんとお話ししていて気づいたことがあります。
それは、「工事が決まってから相談に来なくていいんだな」ということ。
「このクロスの部分、もしタイルにしたらどうなるかな」
「いつか玄関を変えたいんだけど、どのくらいかかるものなの」
そういう「いつかやりたいな」という段階でのご相談、大歓迎なんです。
むしろ、そっちの方が「未来の夢」を一緒に描ける。
早めに相談するメリット
なんとなくのイメージがつかめれば、こんなふうに計画が立てられます。
- 「じゃあ○年後にやろうかな」
- 「子どもが小学校に上がるタイミングで」
- 「少しずつ準備しておこう」
お客様にも考える時間は必要です。だからこそ、早い段階でご相談いただくことに意味があると思っています。
ちょっとした疑問に答えるのも、タイル屋の仕事
日々、お客様とお話をしていると、私自身も気づかされることがたくさんあります。
「そうか、みなさん意外と金額のイメージがつかめていないんだな」
「聞きたいけど聞き方がわからない、という方が多いんだな」
そういうちょっとした疑問に答えていくことも、タイル屋としての大事な役割なのかもしれません。
ふらっと立ち寄って「ちょっと聞いてみたいんですけど」。
そんなご相談、いつでもお待ちしています。
動画・記事でさらに詳しく
▼ 動画でお話ししています(約6分)
クリエイティブディレクター・藤井華丸さんのスタジオにお邪魔して、このエピソードをお話しさせていただきました。
▼ 記事版はこちら(note)
藤井華丸さんが、より詳しい内容を記事にまとめてくださっています。具体的な費用感なども触れていますので、ぜひご覧ください。

